私の心を彩る君




ドンッ!!!


「キャッ。」


そんな考え事をしていると角を曲がった途端に何かにぶつかった。


危ない。と思った時には既に遅く、見事に尻餅をついてしまった。


目を開くと人の足が見え、誰かとぶつかってしまったのだと理解する。


「痛たっ…あっ、ごめんなさい。」
「ああ、悪い。」


入学式なのに転んで、私は何してるんだろう。


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