俺の秘密【続】
「はっ⁉︎ 俺そんなんじゃねぇし‼︎」
焦ったように首を振る翔。
「いや、だってさ...翔には、付き合うの誰でもいいっていう雰囲気纏ってるじゃないか」
「はぁ⁉︎ 何でそーなんだよっ‼︎」
「うん。龍也の言うとおりだ。お前、なんならソイツと付き合えば?」
そう言った後、俺の前の席に座ってるヤツを指差す。
そこには、黒髪のこけしヘアーで、丸いメガネをかけている女。
いかにも地味ってやつだな。