俺の秘密【続】





その瞬間、



「和也...?」



聞き慣れた声が耳をすり抜けた。




「...菜摘...」




「どうしたの?」




不思議そうに聞いてくる菜摘の顔を見て、





「なぁ、俺を怒らせたいわけ?」




思わずそう口走っていた。





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