俺の秘密【続】





「あたし、この人大好きなんだ〜」





雑誌を抱きしめながら、呟いた声が俺の耳をすり抜ける。





──イラッ




「俺は?」




思わずそう口走っていた。




そんな俺に対して、



「えっ?」



驚いた声を出す菜摘。





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