ガンと闘った女の子


カラカラ・・・


「由良ちゃん、体調はどう?」

入って来たのは私の担当者の先生、多田真幸タダ マサキ。


真幸は裕稀のお兄ちゃん。


「おっ兄貴。」


「よっス。裕稀、こいつをどうにか説得してくれよ。」


「何言おうと・・・・・・あっ!だめ!」


「なんで?じゃないと・・・・」


「だめったらだめ!いつか私から話すんだから!」


「?」


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