星使いの少女Ⅱ

『そう…。では貴女に一つ聞くわ。もしも、自分の大切な人が死んでしまったら忘れられる?』



自分の大切な人が死んでしまったら…?



その人の死を忘れる?



「そんなこと、できるわけない…」



『でしょう?だから、貴女を忘れる人なんて一人もいないのよ?貴女は貴女が思ったとおりに行動すればいいのよ。』



あたしが…



「思ったとおりに…?」



『そう…そして、自分の心に素直になるの。』



自分の心に素直になる…


< 101 / 142 >

この作品をシェア

pagetop