星使いの少女Ⅱ

そして耳元で声をかける。



「もう、貴方はひとりぼっちじゃない。あたしがいる、皆がいる。だからもう…」



だから…



「だから、もう泣いていいんだよ。あたしは大丈夫。安心して前に進もう?」



一緒に乗り越えるために。



するとひと粒の雫が落ちた。



そこから世界は白く浄化されていく。



そして消えていく直前…


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