星使いの少女Ⅱ

また、俺はアイツが傷つくのを見なくちゃいけないのか?



俺はまたアイツを失うのか…??



手紙に涙がひと粒落ちる。



「パパ…??」



由利が不思議そうに首傾げてる。



「なんでもない。…由利、ママは遠くへ出かけたみたいだ。」



「とおく?」



「あぁ、だから、いい子で待ってような?」





そう言って由利の小さな身体をぎゅっと抱き締めたーーー−−…



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