あの夏のキミへ
あれからついに海は見えなくなって、あの見たくもない若葉町の景色に切り替わる。
わたしと蓮の間に目立った会話はなく、若葉駅に着き、再びホームに降り立った。
あっちの駅とは違って人が多い。
蓮と2人きりだった世界から急に世界が変わると、人が多いことをわかっていても、酔ってしまいそうだ。
向こうとのあまりのギャップに戸惑ってしまう。
「もう少ししたら着くな」
「…うん」
わたしと蓮の間に目立った会話はなく、若葉駅に着き、再びホームに降り立った。
あっちの駅とは違って人が多い。
蓮と2人きりだった世界から急に世界が変わると、人が多いことをわかっていても、酔ってしまいそうだ。
向こうとのあまりのギャップに戸惑ってしまう。
「もう少ししたら着くな」
「…うん」