あの夏のキミへ
少しの時が過ぎ、無事に若葉駅に止まった。

ホームはたくさんの人で賑わっていて、昨日と何も変わっていないはずだ。

でも、わたしの目には違う景色に見える。

それはわたしの心が変わったからなのだろうか?

歩きながら考える。

「あっという間だったなー」

「そう、だね」

それだけ会話を交わして、わたしたちは駅を後にした。
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