あの夏のキミへ
いつものように居間でだらだらと過ごすうちに、あっという間に夜になった。

いつものように日が暮れ、空には白い月が昇る。

海で見た月はあんなにキラキラとしていたのに、今見る月はなんの魅力もない平凡なもののように感じた。

また、なんにもなかったわたしの1日が、終わろうとしていた。



















…その時だった。
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