常備~カノジョ~【短編】
「本当に?」



まだ聞くか?



『凜は?』



分かるけど、聞きたい。



「分かってるくせに…」



『わかんねえー』



「いじわる…」



『言って?』



そう言って見つめると、顔を真っ赤にした凜を月明かりが照らし出した。



綺麗。



そう思ってしまう自分は相当溺れてる?



でもいいんだ…



こいつになら



凜になら



いくらでも溺れたって



『私も…好きよ』



そう言って俯こうとした、凜の頬にキスをしてしまった。



無意識って怖い


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