恋セヨ乙女
『あ、槙原さん』
私がどぎまぎしてると後ろから
不意に声をかけられた。
「や、山下くん」
野球部スタイルの山下くん。
とても似合っていて普段の制服よりも
3割増くらいでカッコいい。
『どうかしたの?そんなに慌てて…』
「ううん、何でもないの。ユニフォーム似合うね、山下くん」
私がそう言うと顔を真っ赤にした。
え?
『ちょ、不意打ち…』
「え?」
『いや…ありがと。槙原さんに褒められるとは思ってなくて…嬉しかった』
「うん、カッコいいと思うよ」
山下くんは照れ臭そうに
頭をかいてた。