ダイヤモンド


ミーンミンミンミーン……

蝉が堂々と鳴いている。

「あ〜つ〜い〜」
 夏は中学校の放送室にいた。

「同感!!」
同じ放送委員の幸が言う。

「てかこの荷物が室温あげてんだべ!?」
夏は床に置かれているたくさんの荷物を指差して言った。

「絶対そう!!」

「ひょっとして…教育実習生が来るとか!?」
夏が言った。

「ね〜なっ!」
 夏は自分で否定した。
 
カツカツカツカツ……

「やばっ!」
 夏と幸は急いでプリントをはじめた。
していないとかなり怒られるからだ。
ガラガラッ…


………?
教務主任と…
若い男女が4人……?

「あっ君達その椅子この先生達のだから」

「……へ?」
 夏はぽかんとした。
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