ずっと前から好きだった。
はじまり
初恋
「ねえ、君!!」
急にだれかに肩を叩かれた。
「はい?」
美琴は不思議そうに振り返る。
「これ、落としていったけど。」
「あーありがとうございます、三村先輩」
「俺の名前、知ってたの?」
「そりゃもう、2年の三村 崇彦先輩って言ったらうちの高校の女子に大人気ですから。」
ーーーーーもちろん私も目をつけてるけど。
美琴はそう思った。
「名前知っててくれてるなんて嬉しいな。
もしよかったら、今度一緒に遊園地なんてどう?人が足りないんだ。」
「いいんですか?私なんかが行っても」
「もちろん。じゃあ連絡先と名前、教えてくれる?」
「小阪 美琴、メアドは............です。」
「ありがとう、美琴ちゃん」
三村先輩はニコッと微笑んで、去って行った。
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