ずっと前から好きだった。
その日、三村先輩からメールが来た。
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件名:To.美琴ちゃん
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はじめまして、崇彦です。
初対面でメアドとか聞いてごめん。
なんとか美琴ちゃんのメアドもらいたくてさ。
遊園地の話、詳しく決まったら話すから待ってて。
崇彦
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-----嬉しい。
先輩が私とメールしてる!!
美琴はそれだけで有頂天だった。
そのとき、美琴の部屋がノックされた。
「なーにー?」
「宙人だけど。」
部屋に美琴の双子の兄である宙人が入ってくる。
「ヒロくん、今日はどーされましたか。」
「うっせえ、ヒロくんなんて呼ぶな。」
「いーじゃーん、ひろと、なんだから。」
美琴の言い返しを無視し、宙人は本題に入った。