ずっと前から好きだった。
「お前、三村先輩にメアド聞かれたんだって?遊園地行こうとかで。」
「よく知ってるねー、なんで知ってるのかね。」
「翔也が俺に教えてくれたんだ。
美琴大丈夫かって。」
翔也は美琴と宙人の共通の友達で、3人共に同じ高校の1年生だ。
美琴はベッドにゴロンと横になった。
「大丈夫もなにもーメールしてるだけだもん」
-----まだメールも返してないし〜
美琴は心の中でも反論する。
「でも、三村先輩って言ったら、タラシで有名だろ!!
だから心配して........」
「大丈夫よっ、嫌になったら遊園地でもどこでも帰ってきますっての。」
「俺はお前が心配でだなー」
「だから大丈夫だって言ってるでしょー!?」
この言い合いは夜遅くまで続いた。
そのせいか、翌日に父親と母親にこっぴどく叱られることとなった。