ずっと前から好きだった。
大丈夫と言い張っていた美琴だが、三村先輩とメールしていくうちに、どんどん彼にハマっていった。
そして遊園地にいく当日がやってきた。
美琴は朝からクローゼットを引っ掻き回し、服選びをしていた。
「あーもう出発しないと電車に遅れちゃう〜!!でも、三村先輩のシュミってどんなのなんだろー?」
とりあえず美琴は、可愛く繕って駅へ出発した。
遊園地の前に着くと三村先輩が立っていて、手をひらひらさせている。
-----やばい、先輩待たせた.....
でも、他のメンバーはまだ来てなさそうだし、いっか。
美琴はそう思いながら三村先輩に近づいていく。
「美琴ちゃん、おはよ〜」
「三村先輩、おはようございますっ」
ぺこり頭を下げる。
「じゃあ、遊園地行こっか。」
「え?でもメンバーあと3人はいるんじゃ?」
「いーのいーの、行こ?」
「えー?」
美琴は、半ば無理やり遊園地のなかに引っ張りこまれた。