ずっと前から好きだった。
美琴の瞳に涙がこみ上げてくる。
-----アメリカに行く前、ひどく突き放したつもりだった。
なんで、今でも崇彦は私を好きでいてくれるのだろうか。
美琴は不思議だった。
「........どうしてっ..............」
「俺の前から美琴がいなくなって、美琴に対する想いがもっと強くなった。もっと美琴に縋ってでも、別れたくないと言うべきだったと後悔した。」
「......私................」
「まだ少しでもその気が残っているなら、付き合ってくれないか。」
「でも...........私は......」
「美琴が..............必要なんだ。」
美琴の眦から大粒の涙がこぼれた。
「わ、私は.....崇彦のこと........................好き........」