ずっと前から好きだった。
「私もっ........私も崇彦と付き合いたい」
美琴は崇彦のシャツにしがみついた。
崇彦は、そんな美琴を抱きしめた。
「もう、離したくない。」
崇彦は嬉しそうな声で言った。
「でも、崇彦.....聞きたいことがあるの。」
美琴は真剣な様子で、崇彦の目を見た。
「なに?」
「崇彦が公園に来る途中、女の子たちと一緒だったでしょう?」
「........え」
崇彦は、美琴がなんでそれを知っているのか不思議に思った。
「なんで女の子たちと一緒だったのか、教えてもらってもいい?」
「話せば長くなるんだが...............」
「長くなってもいいの、教えて?」
崇彦は、本当はキスしていないがキスしている写真だと偽って噂を広げている女子たちが、自分の周りにまとわりついているのだと説明した。
美琴は納得した様子で、頷いた。