ずっと前から好きだった。
「守れるとも」
崇彦ははっきりと答える。
2人の間に火花が散る。
「俺は、あんたを認めない。
美琴に近づかないでいただきたい。」
「認めたくない理由でも?
それとも妹を取られて悔しいってこと?」
「................」
「図星か、シスコンだな。」
「あんたになにがわかる!?
美琴のことをなに一つ理解できてないあんたに、美琴なんか預けたくねぇ!!」
「なに一つ.............理解できてないだと?」
「ああ、そうだ。」
「............これでも理解しているつもりだが」
「ふん、なにも知らないくせに思い上がるなよ。
今、美琴のことを理解できているのは俺くらいだ。」
宙人はそう言うと、家の中に入って行った。
「なんなんだよ、あいつ。」
崇彦はつぶやいた。