ずっと前から好きだった。
崇彦は、美琴の服に手をかけて固まった。
「................悪かった、八つ当たりだから.....」
崇彦は顔をあげて美琴の顔をみた。
「........いいよ」
「え?」
「崇彦のイライラが収まるなら............なんでもしていいから」
崇彦は、美琴のその声を聞いて彼女をギュッと抱きしめた。
「俺は.....美琴が期待してるような結果が出せないかもしれない...........」
崇彦が美琴にはじめて弱音を吐いた。
「.............崇彦、私は大学に行っても行かなくても......ずっと崇彦が好きだよ」
「....そうか..............それなら、安心した......な。」
「私が崇彦にプレッシャーかけてたみたいだね........ごめんね?」
「謝るなよ、もうプレッシャーかけてたとかどうでもいいから........」
崇彦は美琴に優しいキスを落とした。