ずっと前から好きだった。
「ええと、2人共未成年ですので、保護者の許可が要るようですね。」
男性は仕事が良くできる人のようで、すぐに2人の親たちへの許可を取りに行く手配を揃えた。
美琴の両親も、崇彦の両親もモデルに関してはOKしてくれた。
しかし美琴の両親は、美琴がプロダクションが経営しているアパートに入るのは反対した。
高校からの距離も遠くなるし、まだ高校生だからという理由だった。
美琴は、崇彦がアパートに入るのに自分が入れないことには落胆したが、親たちの意見に納得していた。
そして、2人共モデルとしての仕事が始まった。