傷ついた羽


「………凛ちゃん。」






「叔母さん。」






医師は峠は越したと言っていたけれど





このまま意識が戻らなかった場合は






最悪のことも考えておいてください。






と告げられて








私達は意識を戻るのを





ただひたすら待つことしか出来なかった。










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