傷ついた羽




「今な、お母さんに全部聞いたよ。
それで、俺は凛がしたいようにすればいいと思ってるんだ。

過ちなんて誰だってするもんだと思ってるし、その過ちを許せる凛を俺は誇りに思うし嬉しいんだ。

きっとお母さんも同じこと思ってるはずだから分かってあげてな?」



「…………お父さん…」




「明日また田中君のお見舞いに行ってきなさい。ただしあまり遅くならないようにな。」






「…………ありがとうお父さん。」










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