SweetBitter
「しつれーしまーす!」



私は、やっと帰れるー!と思い、

扉を勢い良く開けると、
コーヒーの甘いような苦いような香りがした。


そして、奥の机で先生は何やら必死のパソコンをしていた。

あんな大きな声を出した私にも気づいていない様子。

もう一度呼びかけようと思ったけど、その前に私のイタズラスイッチがONになってしまった。

そして、見つからないように
そ〜っとそ〜っと近づいて、わぁ!

と、大きな声を出した。

すると、先生は机に置いていたペンケースを落として非常に驚いている様子。

大成功とおもいながら、笑っていると
先生にキッと睨まれた。
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