オレ様探偵とキケンな調査
「んっ…!」


手を伸ばしてバンビーノちゃんを抱いた瞬間、


「───バリッ!」


バンビーノちゃんの歯が皮膚に食い込み、不快な音を立てた。


「───ッ!」


痛い…ケド、離さないんだからっ!


あたしはなおも噛みつくバンビーノちゃんの鼻先にマタタビで誘ってみるも、興奮しきった猫には効かず、噛みつかれたままゲージの中へなんとか押し込めた。


任務完了。
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