オレ様探偵とキケンな調査
⑨甘い囁き
お弁当を持って遅めの出社、帯金さんは接客中、小松さんは帳簿を見ながら電卓を操作、相変わらず明美さんはいない。
「お宅のご主人にそのような兆候が見られたのは、いつ頃からですか?」
「3ヶ月程前です。見ちゃいけないと思いながら主人の携帯を見ると、同じ女からいくつもメールがありました」
「どのような内容でしたか?」
帯金さん…。
ちゃんと接客してる…。
あたしが初めてここを訪れた時とは大違い。
あたしの相談には突き放して、膨大な相談料ふっかけて、依頼を半ば強制的にせまったクセに…。
あたしだけ、特別だったのかな…。
そう思うと昨日つけられたキスマークの胸のあたりがくすぐったく疼いた。
「お宅のご主人にそのような兆候が見られたのは、いつ頃からですか?」
「3ヶ月程前です。見ちゃいけないと思いながら主人の携帯を見ると、同じ女からいくつもメールがありました」
「どのような内容でしたか?」
帯金さん…。
ちゃんと接客してる…。
あたしが初めてここを訪れた時とは大違い。
あたしの相談には突き放して、膨大な相談料ふっかけて、依頼を半ば強制的にせまったクセに…。
あたしだけ、特別だったのかな…。
そう思うと昨日つけられたキスマークの胸のあたりがくすぐったく疼いた。