オレ様探偵とキケンな調査
───バタンッ!


「椿ッ!!」


荒々しい音を立ててドアが開き、姿を見せたのは───帯金さん。


「何してくれてんだよッ」


───ドンッ!


帯金さんは颯太くんを押し倒して馬乗りになり、乱暴に髪をわしづかむ。


「住居不法侵入罪、ですよ?」


「正当な理由がないのに、人の住居に侵入した場合はなッ。自分の女がレイプされようとしてんのに、どこが不当な理由なんだよッ」


「どうしてレイプだと言い切れるんですか?」


「椿はそんな女じゃねぇ!」


───ボコッ!


帯金さんの拳が颯太くんの頬に食い込んだのを目にした後、あたしは意識を手放した───…。
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