オレ様探偵とキケンな調査
「帯金さん、どうやって元旦那さんは明美さんの居場所を…?」


「明美、オマエ最近、市役所に行くような用事はあったか?」


「うん。えっと…ヒデの3歳児健診ぐらい…カナ」


「それだな」


「市役所に問い合わせたってコトですか?」


颯太くんの問いに帯金さんは頷いた。


「椿、ここの合い鍵あるか?」


「ハイ。今、持ってきます」


あたしはリビングのチェストの中から鍵を探し、帯金さんに預けた。


「もしも、万が一に備えて預かっておく」


「ハイ」


「に、しても」


「…ん?」


「腹減った」


帯金さんの唐突な言葉に、一同爆笑。


「フフッ…。あたし、何か作りますね?」


「ウチも手伝うよ」


明美さんと2人でナポリタンを作り、5人分のお皿をダイニングテーブルに並べて夜食タイム。
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