オレ様探偵とキケンな調査
それから数日、探偵社は閉め、警察で事の成り行き、当日の経緯など詳しく聴取され、忙しく日常が過ぎた。


それが片付くと、今度は二世帯別々だったあたしと晃さんの引っ越し。


マンションを不動産屋さんに売却の手続きをとり、2人のための新居に次々と荷物を運び入れた。


「だいぶ落ち着いたな?」


まだダンボールが残る部屋の中、ちょっと一息のコーヒータイム。


「なんか、まだ実感がわきません」


「だったらその体で覚えてもらうまでだ」


晃さんはあたしを吸い寄せ、熱いキスを浴びせる。


「ア…ッ!晃さん…まだ昼間なのに…っ…」


「愛し合うのに場所も時間も関係ねぇの」


晃さんがあたしのTシャツに手をかけたところ、玄関からチャイムの音。


「晃さん…っ…。チャイムが…」


「うるせぇ。黙ってオレに抱かれてろ」
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