オレ様探偵とキケンな調査
「ところでオッサンは?」


「調査だ。オレ達も4時には出る」


「なーんだ。ウチ1人じゃやることないじゃん」


「そうでもない。コレ、頼む」


帯金さんは机の上から小さな紙切れを明美さんに渡した。


「例の。買い出し?」


「明日までに頼む」


「ウチのガキンチョ、連れて来てもOK?」


「あぁ」


「了解。じゃ、5人分用意しとくー。ってコトで、おじゃまみたいだし、ウチ、帰るわ」


「お、おじゃま!?」


「ハハッ、冗談。椿ちゃんてからかい甲斐ありそ。よろしくねん♪」


「あっ!えっ!?あ、ハイ…よろしくデス…」


メモをヒラヒラさせて、少々キツイ香水の香りを残し、明美さんは事務所を出て行った。
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