オレ様探偵とキケンな調査
「あれ、何のメモですか?」


「いいから明日空けとけっつっても、予定はねぇな。一晩張り込みの後、ココで少々時間を潰してもらう」


「はぁ…」


「今晩も眠れそうにないから、オレ、寝るな。3時半に起こせ」


「ハイ、わかりました」


帯金さんはソファーに横になり、大きなあくびの後、本を顔にかぶせて眠ってしまった。


あたしはなるべく大きな音を立てないよう、お弁当箱を洗ったり、年末の大掃除とまではいかないけど、窓の掃除をしたりして時間を潰し、あっという間に時間は3時を過ぎていた。


そろそろ起こさなきゃの時間。
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