初恋、嘘恋、片恋。
あたしは、みんながいたところの反対側のところに連れられた。
無駄に屋上からでたら、ばれちゃうもんね。
「...5月の15日。あいてるかな。」
「え....?あ、ちょっとまってて....」
あたしは、急な質問に少し戸惑いながらも、ケータイのスケジュールをチェックした。
「あ、あいてるけど...。」
空兎君は、少しほっとした表情で、ニコリと笑った。
「じゃあ、近くなったらいうね♪じゃあもどろっか♪」
あたしは、みんなのところに行きながら、ケータイのスケジュールにメモをした。
行先も。目的も。何もわからないけどね。