ニートな同居人


『何すんですか!』



メガネがなきゃ、遠くが全く見られない――…


「嗚呼、ごめんね?これからメガネ屋に行こうか」


存在を忘れかけてた運転手に、メガネ屋の名前を告げる


『どうしてくれんですか?買ったばかりなのに…』

彼を睨みつけても、彼はふん、と顔を背けるだけ





そして、声を発した




「―――君、メガネつけないほうが何倍も可愛いから、さ」







――――ドキリ、と胸が高鳴った気がした
< 15 / 23 >

この作品をシェア

pagetop