ニートな同居人
それからメガネ屋に行って度数をもう1度測り
CMなどでも馴染のコンタクトレンズを私に差し出した
『え?』
これをどうしろと?
「このコンタクトあげるから付けて」
私を席に座らせて、コンタクトの箱を開封して2つ切って目の前に置いた
『私、こんなの付けたことないです…』
困ったように言うと、彼はエッ!?と驚きを見せた
「学生時代カラコンとかもつけたことないの?」
『…はい』
「今時の子は君みたいに地味な子でもつけてたのにね…」
同情した眼差しだった
『すいません』
と返すと、彼は優しく"いいよ"と返した