ニートな同居人


「じゃあ、あと3時間くらいかかるから俺は寝る」


『え!?』



寝るの?と思って彼を見たけど席をギリギリまで倒して目を瞑っていた


そしてすぐ、寝息が聞こえたので本当に寝たのだろう





ハァ、と溜息を吐いてマル秘マークのファイルを開く

無関係の私がこんなの見ていいのだろうか?と思ったけどこれが私に与えられた"仕事"なのだからこなそう



それを見てるとこれから行く取引先はCMでもお馴染、それに誰もが一度は食べた事あるであろうファミレスの会社だった




車酔いはしないほうなのでその文章を睨みつけるように見て頭に叩き込む


運転手さんしかいないからいいか、と思い小さな声でブツブツと言いながら覚える










――――この出来事で私の人生が180度変化するなんて、知る由もなく
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