お前が好き、大好き。







―――――



最後の移動のバス。



海と裕太は隣に座りたいらしく


なぜか


鈴花 俺 健 幸一
海 裕太


という席になった。

健ちゃんと幸一は部活について話したいって言ってたけど、たぶん気を使ってくれた。


俺は最後の最後まで緊張と戦うことになった。




「大輝ー。鈴花寝ていい?」


「もちろん。」



なんやかんやで健ちゃん幸一も寝てる。

前の席では海と裕太がこれまた爆睡してる。



隣の席では鈴花が寝てる。


緊張しまくったけど、
多分、いや、絶対
一生の思い出に残る宿泊研修。



とりあえず今は鈴花のことを諦めるなんて考えられなくて。





駿さんには申し訳ないけど俺は
鈴花のこと好きですほんとに好きです。





もう一学期がおわる。
この時は、
二学期に俺の人生を変える
出来事が起こるなんて
まだ誰も予想だにしてないです。





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