お前が好き、大好き。







―――――


「健ちゃぁぁぁぁん。」



「は、なに大輝なんでないてんの?」




あれから鈴花を家に送ってくまでは
泣かなかった頑張った。


でも健ちゃん家に来る途中で
もう涙腺が崩壊した。




「大輝なしたの。え、ほんとになしたの。」




「振られた。振られちまったぜ。
鈴花かわいかったよお。わけわかんない。
俺どうすればいいの」




「とりあえず一通り話せ」




俺は鈴花に言われたことを含め全部話した。


「で、なんで泣いてんの?」




「友達に戻ったよおおお(泣)」




「泣くことなくない?
だって別に鈴花まだお前のこと好きなんだろ?」




「俺よく分かんねーよ。
どうすればいいのこの先。」




「今まで通り好き全開にしてけばいいんじゃないの?」





「それでいいのかなぁ。
いいのか。そうするわ。
とりあえずもうしばらく鈴花と会うことないし。」




「おう。じゃ、帰れ帰れ。
俺明日朝早いの。
もう11時だし。」




「はいすいません。お邪魔しました。」





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