第六部隊の日常
副隊長がついにキレました
俺の名前はシオン。第六部隊副隊長を務めている。 一応女だが知る人は少ない。ついでに、最近みんなで仲良く(?)大きな屋敷(城!)に集団で引っ越した一人でもある。
…魔笛風なノリではあるが、ただ今、俺は猛烈に機嫌が悪かった。
何故って今俺の前にある一枚の紙が原因だ。
その名も会計報告書。
シ「‥‥‥‥何だコレは」
ジ「何ってオレ達が使った経費の報告書ジャン」
シ「で、メイド服やゴスロリ服を経費で落とそうとしたのは誰だ?」
カ「ワタシよ。可愛かったから仕事の帰りとかにね。後で着て見せてあげるわ♪」
キ「やめろ。視力が下がる」
フ「どうせ着るなら、シオンに一票」
グ「同じく」
カ「それイイわね。たまには可愛い格好もしましょうよ」
その言葉に空気の読めない少年ジャンカスは(゚Д゚)ハァ?と顔をした。
ジ「シオンも男なのに着たら変じゃね?」
刹那部屋の空気が凍った。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥
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カ「え~と、ジャンカス。あなたまさかシオンが男だと思ってたの?」
ジ「だって一人称俺だし。いつも男物の服ジャン」
キ「クッククク」
フ「ハァ。説明するの面倒だからシオン、魔法解いて」
最早説明すら丸投げ。百聞は一見に何とやららしい。
仕方ないため、普段使っている魔法(空気中の水分を利用して自分の姿を変える)を解く。