優しさ、そして愛
私の頭を軽く撫でると
冷蔵庫からミネラルウォーターをとった
「何作ってんの?」
「お弁当ですよ」
私の横に立った蓮の問いかけに
答えながら作業をはじめた
「俺も食べたい」
「じゃあ蓮たちの分も
いっぱい作りますね!!」
食べたいと言ってくれるのが
素直に嬉しかった
「敬語、やめていいから」
あ、つい癖で
名前は呼び捨てにしてるのに
敬語って変だよね
「それと制服似合ってる」
「…ありがとう、蓮」