優しさ、そして愛


未だ男泣きしている組員を置いて
私たちは玄関をくぐった





「ほんと広いわねー」






「みんなが泊まっても全然
 問題ないくらい部屋数あるしねー」






取りあえず客間に行くことになり
そこに向かってる





「え、いいなー」






「よかったら沙奈も泊まる??」







「いいの?泊まりたい!!」






私の提案に嬉しそうに笑った






いっぱい話しようと
私の手を取り沙奈が言ってくれた






こういうの今までしたことなかったから
憧れてたんだよね





「じゃあ僕もまたお泊まりするー!!」







私たちが今日のお泊まりの
話をしていると馨が手を挙げた






「そうだね、まだまだ
 話したいこともたくさんあるし」






「また飯も食いてぇしな!」







馨の言葉に翠も斎も頷いた





「蓮と奏斗も泊まっていく?」






後ろを歩いていた2人にも聞いてみた






「あぁ、そうする」






「…俺も」







よし、今日も頑張ってご飯作ろう





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