先生・・・。
『ん・・・・・・?千遥?』

(やっぱり撫子たちだ)

千遥はもう震えていた。

『やっぱ、千遥だ。あんたもここ来たんだ。何震えてんの?』

千遥はその場から走り出した。

(世名センセ・・・・・・助けて)

千遥は、撫子に腕を捕まれた。

『なんで逃げんのかな?一緒に遊ぼうよ』

と不適な笑みを浮かべながら言われた。

『詩織、蘭。千遥を抑えながら体育館倉庫に連れてけ』

『了解!』

詩織と蘭は声を合わせて返事をして、千遥の腕を片腕ずつ抑えた。

そして体育館倉庫のほうに連れて行った。

千遥は、抵抗し続けても2人の力にかなうわけがなく連れたかれた。
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