先生・・・。

~体育館倉庫の中で~

2015年、4月1日。昼3時。

体育館倉庫に着いた。

『千遥の腕を鉄棒に縛り付けて!』

千遥は拘束された。

『やめて!撫子。この紐をとって!』

『うっさい口たたいてんじゃねぇよ!』

バレーボールをとってきて千遥に、強烈なアタックを打ってきた。

『痛いよ・・・・・・。ゲホゲホ。なで・・・・・・し・・・・・・こ』

どんだけ言われても撫子は手を止めない。

バンバン打っていく。

『撫子。そろそろやめた方がいい。傷跡があったらコイツの担任が気づくはずだよ』

『そうね……。あんたの担任の名前は?』

千遥は、どうしようとなった。

言わない方がこれ以上ひどいことされるかもなどの考えがよぎる。
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