先生・・・。
やっぱり3人そろっていた。

『ふん、いいざまだな。ビチョビチョだねぇ。うちら優しいから拭いてあげる、詩織、蘭!』

2人は、トイレ掃除用と思われるモップを持ってきた。

そして、その汚いモップで千遥を拭きはじめた。

『やめて!お願いだからやめて!』

『うっさいなぁ!』

と撫子に一発蹴り入れられた。

見事に腹にはいり、千遥は腹を押さえ込んでしゃがみこんだ。

千遥は、必死に泣くのをこらえた。

歯を食いしばった。

(撫子に負けたくない・・・・・・)

『チッ、涙1つや見せやしない。おもしろくねぇ。詩織、蛇口にホースつないで!』

『りょーかい!』

ホースは、撫子に渡されて水を千遥に向かって勢いよく発射した。

ブッシャァァァーーーーッ。





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