先生・・・。

~今まで見せなかった涙~

2015年、4月1日。夜7時。

千遥とさやかセンセは保健室に向かっていた。

その間は、2人とも喋らなかった。

『如月さん、シャワー浴びよっか。タオル準備してくるね』

(逃げよう!)

千遥は、全速力で走った。

さやかセンセはそれに気づいた。

『如月さん!どこ行くの?如月さん!』

千遥は、エレベーターに乗り7階のボタンを押した。

(今夜は、屋上で過ごそう)

チィーーン

『暗いなぁ~。・・・・・・星きれい』

『こんばんは。お嬢さん』

『へっ!?』
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