先生・・・。
『如月さん、いる?如月さんいるなら返事して・・・・・・世名が心配しちゃう・・・・・・』

星夜がこっちを向いてきた。

クチパクで

『いいん?返事せんで?』

千遥はうなづいた。

しばらくしてさやかセンセは帰って行った。

『千遥、何あったん?俺に話してくれへんか?』

と言いながら、星夜は自分のジャケットを千遥にかけてくれた。

『ありがと、じゃ話すね』

さっきまでの出来事を話した。

ついでに世名センセのこととかも。

口一つはさまず、相槌をしながら聞いてくれた。

『そんなことがあったんだ。・・・・・・大変やったな。でも千遥は偉いなぁ。しっかり耐えて。やり返したりせんで』

『そんな・・・・・・ことないよ』

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