首筋の月


「嫌です。

今まであたしを必要としてくれたのは『ひだまりの丘』のみんなだった。


あたしの生きる意味は、ここにある。



そう信じて、生きてきたの。」



棗「君が必要なんです。」


「そんな言葉、信じられない!


大人の言う事なんて、信じることはできない。」


そう言うと、棗さんは悲しそうな顔をした。

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