オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん
「じゃあさ、キミから僕に触れてみてよ」
えっ!!!
「む、無理だよ大神くん
触れるなんて絶対に出来ないよ」
「じゃあいいよ、キミは男嫌いってクラスのみんなに言うだけだし」
そんなぁ……。
ちーちゃんに言おうとしただけなのにこんな事ってないよ~
私は覚悟して大神くんに近づいた。
ぎゅっと目をつぶり手を伸ばして大神くんに触れる。
ちょんっと指先だけ触れてすぐに離したら
私は目を開けた。
で、出来た……
一瞬だけど、ちゃんと触れた。
「これなら文句は……」