オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


「キミって意外と変態なんだね?」


へ?

どうだ!って、堂々と大神くんを見た私は次の一言で凍りついた。


「触れてみてって言われて唇を触るなんてさ

案外、赤ずきんちゃんって変態だよね」


く、唇ぅう!?

確かにちょっと柔らかいなって思ったけど、


思ったけど……


あの感触って、唇だったの!?


「お、おお大神くんっっっ……!」


それを聞いて今更パニックになる私。


私の様子を楽しむように大神くんは言った。


「本当に食べちゃえば良かったね?」


ひいっ!

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